地球盗難 海野十三
- 2011.12.01 Thursday
- 01:25
明かりの本はなにか物足りないと思ったら、娯楽小説を掲載するのを忘れていました。
どうも名作を探さねばということばかり考えていてすっかり忘れていました。
これは昭和11年に書かれたSFです。海野十三は、氷河期や火山のことを何度も書いています。この地球盗難という小説は、科学小説と言うよりも、奇想や娯楽というのが前面に出てきています。
古いSFと言えば、ヴェルヌが有名で、1865年になんと100年後の1969年のアポロ11号月着陸を予想できていた、というSF小説を書きました。100年後にだいたいこうなってるはず、ということをかなりリアルに想像できていた。今、ヴェルヌのように100年後の科学をかなりリアルに想像できる人って誰でしょうか。
海野十三は早稲田大学で電気通信を学び、逓信省電気試験所に勤めながら小説を書いてデビューした作家です。電気に関する本も出していたりする、日本科学小説の始祖の一人と言われています。
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