娘 岡本かの子

  • 2011.10.08 Saturday
  • 01:19

今日は岡本かの子の「娘」を紹介します。

ついこのあいだノーベル平和賞が発表されて、民主化が遅れる地域で女性の地位向上に尽力したとして3人の女性がこれを受賞しました。なにかこう、理想的な活動をしている人の気持ちというのはどういうものなのだろうか、などと思います。


人によって仕事の理想はかなり違いますよね。ある人にとっては喜んでもらってなんぼだとか。ある人にとっては楽でお金が入るタイプが良いんだとか。ある人にとっては汗水垂らして体を動かして対価とやりがいを得ないと理想的な仕事とは言えないとか。ぼくの場合は、創造的な仕事をしたい、というのが理想なんですが。


この掌編小説には、理想的な「自由」というものを手に入れたい少女の気持ちが生き生きと描き出されています。ボートを通じて、室子という少女は自由を実感したいと思う。それで見知らぬ異性がふっと割り込んできて、その男と自分とのあいだに、たしかに自由を感じる、という話です。「映画というのは30分番組くらいの濃さのストーリーをじっくりと2時間追いかけられるようなものに出来たなら、それが理想的だ」というような話を聞いたことがあるんですが。このごく短い物語を2時間ものの映画に作りあげられたらずいぶん爽快な映画になるんじゃないかと思います。ほんの30枚程度の掌編小説です。ぜひお読みください。


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